オーストラリアの固有種⑥

⑫シドニージョウゴグモ

シドニージョウゴグモはオーストラリア最大の都市であるシドニー周辺に生息する毒蜘蛛で、体長は約4cmで広げた脚を含める10cm近くになる大型の蜘蛛です。
その毒は非常に強力でもし刺された場合成人男性でも1時間以内に死んでしまうことがあるといわれているほどの非常に強い毒をもっており、その見た目はタランチュラに似た趣と量感がああります。
特に血清が存在しなかった1950年代まではこの雲による被害が大きく、多くの方が亡くなっていましたが、現在は血清ができてため、死者が出ることはほとんどないといわれています。
主な生息環境は林床の倒木、岩石の下、あるいはそれらの隙間等に、自らの発した糸で漏斗状の巣を形成しているため、草原地帯でハイキングをするときや、庭仕事をするときには注意や予防が必用です。
また、夜行性であるため、主に暗い環境で活動し、昆虫や小型の爬虫類、哺乳類などを捕食します。

⑬オーストラリアハコクラゲ(オーストラリアウンバチクラゲ)

オーストラリアハコクラゲ(オーストラリアウンバチクラゲ)はオーストラリア西方の近海に生息しており、その大きさは最大4.5mにもなるといわれる触手を持つ大型のクラゲです。
オーストラリアハコクラゲの毒性は地球上に存在するクラゲの中で最強と言われており、人間が刺されると、視力低下や呼吸困難など致命的な症状が現れ、1~10分程度で死に至ることがある非常に危険なクラゲです。