オーストラリアの固有種①

オーストラリアは国土が広く海で囲まれているため、外来種が入って来にくい大陸です。また政府が積極的な自然保護政策を行っているので、非常に多くの動物が生息しています。
しかもその動物たちの8割はオーストラリアにしか生息していない固有種とされカンガルーやワラビーのような袋の中で子育てする有袋類やカモノハシのように哺乳類にもかかわらず卵を産むなど珍しい動物が多いです。
そんなオーストラリアでも特に有名な固有種を紹介したいと思います。

①コアラ
コアラは前ページで詳しく紹介しましたがオーストラリアを代表する人気動物です。2019年~2020年にオーストラリアでおこった大規模な山火事でコアラの主食となるユーカリの木が広範囲にわたって焼失してしまったので、今後のコアラの生態系に大きな影響を及ぼしそうです。

②ウォンバット
ウォンバットも世界中で人気の動物です。
小さな眼でずんぐりとした体形で動く姿がかわいいのですが、見た目とは異なり体長が1メートルくらいにまで成長する比較的大きな動物です。
性格はは穏やかで人懐っこいですが、夜行性の動物ですので、日中は寝ていることが多いため、常に眠そうな顔をしています。オーストラリア全土に生息しているた、シドニーやメルボルンなどの大都市の郊外でも野生のウォンバットを見かけることがあります。

③タスマニアデビル
タスマニアデビルはコアラやウォンバットと比べると知らない人も多いですが、実はコアラやカンガルーと同じ有袋類です。
ただしタスマニアデビルは見た目の可愛らしさとは異なり、肉食獣で気性が荒く、非常に凶暴な性格を持っています。また餌を骨ごとだべたりする姿が悪魔のような顔をしていたため「デビル」とつけられたそうです。
ちなみにタスマニアデビルはオーストラリアのタスマニア島に生息している動物で、現在個体数が減少しているため、オーストラリア政府によって絶滅危惧種に指定されています。